昇華転写加工機

フラットベット型昇華熱転写機

SF series

広いプラテン面積を、均一な温度と圧力で押すよう設計されています。
板物、フィルムなどへの昇華熱転写に最適です。素材は耐熱150度以上の表面が平らなものでポリエステル加工してあれば転写可能です。
ポリエステル布以外の鉄板、アルミ、ステンレスなどの表面処理ずみの金属板などにも転写できます。

  • 独自の加圧機構による全面均一加圧
  • 分割加熱方式による均一な熱分布
  • 柄ズレのない、表裏の同時転写が可能
  • タイマー、温度コントロールは自由に設定可能
  • テーブルバキューム搭載(ダブルトレー仕様はバキューム無し)
  • 現場のニーズに対応した作業スタイル
  • 真空方式にはない、フレキシブルな加圧コントロール。風合い重視から、エッジ、発色優先まで任意に変更。
主な用途

両面転写、アパレル向

機械サイズ

幅:1830-2500mm、高さ:1950mm、奥行:5980-12000mm

有効サイズ

3400*1550、2400*1550、2200*1300、

1600*1100、1300*1000
サイズオーダー応相談

平面プレス 加圧方式と真空方式

弊社の平面プレスは治工具の変更により真空タイプに構造変更が可能ではある。

 

開発段階、真空によるガスの吸引による浸透度と、加圧による浸透度で期待するような差は無かった。これは加熱により昇華染料が気化する際、逃げ場として生地の裏側に移動しようとしているが、アンダーペーパーにより制限され、生地の中に多くがとどまる。真空でアンダーなしの場合、生地にとどまるより吸引排出される染料が多い。

 

転写における条件として、生地と転写紙の密着を数十グラムからコントロールすることであるが、有効範囲全面に均一な密着コントロールをすることが、真空の場合困難であった。

真空におけるプレス条件の範囲の狭さが、生地風合いを保つのに不利に働いた。

 

他にも真空の場合、転写紙、生地を加工範囲に合わせてカットする必要があり、加圧方式の場合、プレス範囲外まで転写紙、生地を垂らして加工できる。

 

他に、転写紙出力に合わせて裁断身を上に乗せ、生地裏からの加熱が加圧方式の場合、可能である。

転写紙出力時、吸水により部分的な伸びやよれが出た場合、真空の場合たたみ皺が発生することも多い。

 

世に販売されている多くの真空タイプは作動時に吸引力により熱板や受けトレーが変形して歪を起し、生地を押し潰している。風合いのコントロールには不向きである。

 

よって弊社の場合、加圧方式を推奨するものである。